体調を崩しやすい方へ
原因不明と言われると「こころの問題」でしょうか?
- 肩が凝りやすい…
- 体が重く感じる…
- 手や足がむくみやすい…
- 頭が痛い…
では、その原因とはなんでしょうか?それは、循環が悪いのです!循環には、血液循環とリンパ循環とあります。血液循環に関しては病院の検査の対象となっており、もし異常があれば治療の対象となります。
循環が悪いと病気になる仕組み
ところが、リンパ循環に関しては、検査の対象から外れており、病院では治療してもらえません。長い間、リンパ循環の働きは、老廃物の回収と考えられてきましたが、最近の科学でリンパ循環は免疫系と大きく関わっていることが分かってきました。
リンパ循環が悪くなれば、免疫力が低下し、体調を崩してしまう訳です。
免疫の働きってナニ?
免疫の働きは、体内に外敵が侵入してきた際、敵と戦う防衛機構としての働きを担っています。外敵とは、細菌・ウィルス・カビ・寄生虫などのことで、免疫はこれら外敵に対して体の防衛しているのです。
体内に外敵が侵入してくるルートは大きく分けて2つあります。
- 皮膚
- 腸(消化器系)
免疫の種類には大きく分けて『自然免疫』と『獲得免疫』とがあり、外敵の侵入をキャッチすると、まず自然免疫が外敵の駆除とチェックを行います。
次にチェックした外敵の情報を全身を駆け巡りながら(20時間から3日ほどかかる)獲得免疫へ伝えます。伝わった情報の真偽を確かめ、確信を得てから免疫は総動員で外敵と戦うワケです。
- 自然免疫が外敵の駆除とチェックを行う。
- 自然免疫がチェックした外敵の情報を、全身に散らばっている獲得免疫へ伝える。
- 伝わった情報の真偽を確かめてから免疫は総動員で外敵と戦う。
こうやって戦った外敵の情報は獲得免疫の中で学習され、以後、リンパ管や血管の中を循環しパトロールするようになります。ですから、再び、同じ外敵が侵入してきても、今度は専門のパトロール隊(=獲得免疫)がいち早くキャッチし対応できるので大事にいたらずにすむわけです。
こういった免疫の連携に関わっているのが、免疫が循環するリンパ管(リンパ循環)です。リンパ循環が悪ければ、免疫の連携が遅くなってしまい、体の不調が長く続いてしまうのです。
リンパ循環が良ければ元気になれる
このリンパ循環に関係しているのが「筋肉」です。
筋肉が凝り固まってしまうと、リンパ循環が悪くなります。その結果、「体がおかしい…」となってしまうのです。人間の体では、いろいろな組織が協力しあいながら、ひとりの人間を健康にしています。
あなたの原因不明の体調不良、もしかしたら、筋肉の凝りが原因かもしれませんね。