腰の痛みでお悩みの方へ
腰が痛い。
痛みは、痛いという感覚より、心を不安にさせます。心が不安になると、「痛みを怖いもの」として感じてしまいます。でも、痛みは怖いものではありません。
体を治すために感じている信号なのです。
もちろん、腰が痛いのも同じです。腰の異常を治すために、痛いのです。痛みは勝手に起こりません。必ず、理由があります。
腰痛のたった3つの理由
- 【理由① 腰の一部が傷付いた瞬間】
- 【理由② 腰の周囲に循環不全が起こっているとき】
- 【理由③ 腰の一部が傷付き更に循環不全が起こっているとき】
なぜなら、『この3つのパターンしかない』のですから。
ですから、痛みの治療も、難しくありません。ところが、心が不安になると、痛みは倍増します。痛みに対する「おびえ」が、治療を複雑にさせてしまうのです。
また、過度なストレスは血管を急激に収縮させ、血液循環を悪くします。ショックを受けたとき、顔が青ざめるのはその典型です。
話は変わりますが、腰痛を無視して、無理を重ねている方がいます。そういった方は、そのうち痛みを無視できなくなるほどの痛みが、腰に現れることでしょう。そんな方の腰痛でも、パターンは3つしかありません。ただ、腰痛を無視したり、無理をしたりした期間が長いほど、治るまでの期間は長くなります。無理をされる方ほど、治るまでの期間を短縮できると思って、手術を選択される傾向があります。
ところが、腰痛を治すために手術を行っても、腰痛の3つのパターンは改善されません。なぜなら、手術では筋肉を傷付け、筋肉を硬くさせてしまうためです。
硬くなった筋肉は、循環不全を促進させますので、逆にひどくなる可能性の方が高いです!
あなたの腰痛はどのパターン?
【腰の筋肉の一部が傷付いた場合】
筋膜や筋線維の一部が損傷した場合に起こる腰痛で、痛みが強いケースが多いです。このとき、あまりの痛みに体や表情が歪むことがあります。姿勢が悪いから痛いのではありません。傷が原因で体が歪んでいます。治療では、損傷した筋肉の部分を見つけ出し、優しいマッサージにより循環改善を促します。
例)スポーツ中のケガ、交通事故、骨折などの大ケガをした時の隠れたケガなど
【腰の周囲に循環不全が起こっている場合】
筋肉が硬くなり、自力で柔らかくできない時、循環不全が発生し痛みが現れます。循環不全の痛みは、化学物質による痛み、運動神経のバランス不和による痛み(痙攣など)、感覚神経の感作(過敏になること)による痛みなど、様々な痛みとして現れます。治療では、循環不全を起こしている筋肉へマッサージを行い循環を改善を促します。
また、痙攣や感覚神経の感作の場合は、指圧によって筋肉の細胞をストレッチさせ神経の沈静を促します。
例)デスクワークをしていると腰からお尻、足へとしびれて痛くなる場合、循環不全によって広範囲の筋肉が硬くなり起こっているもの。
また、腰またはお尻の筋肉の一部の循環不全によって感覚神経の感作(過敏になること)により、足の方へ知覚過敏によるしびれを感じているものもあります。
痛みやしびれなどの症状を自覚する前から、循環不全を起こしている場所を無意識のうちにストレッチさせていること(疼痛抑制姿勢)があります。その姿勢の代表が「足組み」「猫背」などです。循環を改善しないまま、姿勢だけを矯正しますと、痛みやつらさが増してくるのが特徴です。
番外編)いろいろな種類のギックリ腰。
化学物質の痛みの場合、だんだん痛みが増してきて、ある時、激痛で動けなくなることもあります。頻繁に腰痛を感じる人ほどなりやすい、ギックリ腰です。
くしゃみをしたら、腰が「グキッ」となり動けなくなった場合は、運動神経のバランス不和による痙攣がもとで起こっているギックリ腰です。腰に負担をかける姿勢で物を持った時にもよく起こります。この場合は、痙攣と同時に、筋肉の一部が傷付くこともあるので大変です。
【腰の一部の筋肉が傷付き、なおかつ、循環不全も起こしている場合】
最悪なケースです。過去の筋肉の傷が硬くなって残存したとき、時間とともにその周囲の筋肉の循環を徐々に悪くしていきます。その結果、古傷が痛み出すのです。寒くなったとき、疲れたときに、痛み出すようであれば、危険な前触れと言えます。逆に、循環不全が長期化し、筋肉が傷付くこともあります。このときの症状は、しびれ、激痛、広範囲の筋肉の過緊張と悪いことずくめになります。ご本人はあまりの痛みに、間違いなく病院に行かれます。
循環不全が長期化した場合、筋肉は長期間、骨や関節を引っ張り続けていますので、骨や関節が変形していることが多いです。そのため、病院で検査をすると、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、側弯など、骨や関節の病気として確認できます。ですが、これらは筋肉の循環不全が原因です。手術をしても、よくならないのが特徴です。
もし、「私の腰痛はどのパターン?」と思われましたら、「TMBCマッサージ院」の中村までご連絡ください。