ぎっくり腰にお悩みの方へ
ギックリ腰の体験談(黒字)と解説(赤字)
なんの前触れもなく『ズキンッ!!』と走る痛み。急に走る痛みの場合『①筋肉の痙攣』『②筋肉の損傷(小さい傷)』が高いです。
改めて痛みの走ったところを考えると、体の中心に近い所、腰。
体の中心には背骨と骨盤があります。そこに関連する筋肉にトラブルが発生したと考えられます。
すなわち『ギックリ腰』
腰に痛みを感じる場合、起立筋、殿筋の異常を疑います。
体の中心に走った痛みだからこそ、倒れ込んだワケです。倒れた体を起こそうとすると、再び『ズキン!』と痛みが走ります。「あぁ、ココが痛いんだ…」と痛みの走るところをシッカリと『自覚(認識)』しながら、ソコを刺激しないよう体を動かそうとします。
筋肉の痙攣にしても傷にしても、原因である筋肉に刺激(動き)がなければ痛みは最小限に抑えられます。
動きながらソコを刺激しないコツを掴めば、日常に支障がないかもと思いながら活動を再開します。
ところが…くしゃみ、せき、電車などの揺れ、ジッとしている姿勢からの初動などで『スキン!』。事あるごとに痛みが走ります。
筋肉は無意識にも動きます。不意のくしゃみやせきもそうですが、体のバランスをとる際にも協調的に様々な筋肉が動きます。特に腰は全身の動きに関与しますので緊張の頻度は高いです。
一日を何とか終え湿布くらい貼っておけば「一晩寝れば治る…ことはなくとも少しは良くなるかな」と思い、翌朝。
湿布には痛み止めの成分が配合されています。ヒンヤリ感も伴って痛みが少し楽に感じます。
再び襲ってくる激痛
目覚めは寝返りをした際に感じた『ギャッ!!!』とした激痛!昨日よりも痛みの範囲は広がり、痛みは『強烈』に!
ところが、湿布に含まれた痛み止めの成分には循環を悪くしてしまう副作用があります。副作用で血流が悪くなっている所へ、寝ているための安静(これも循環が悪くなる)、夜間(筋肉へ向かう血液が少なくなる時間帯)により広範囲で循環不全が発生し、神経が過敏な状態になります。その結果、狭かった痛みの範囲が広がり、痛みもより強くなってしまいます。
昨日と違い『ソコ』を刺激しないように動くこと『無理』と判断。
この日は一日なるべく動かないように…結果、寝て過ごすのです。
安静にすることで、筋肉に余分な刺激を与えないようにしがちですが、その判断がより循環不全を深刻化させ、痛みを強くしてしまいます。
1日、2日、3日と経過しても、痛みはなかなかよくなりません。
循環が改善すればよくなるのですが、日数が経過しても安静にしていては早い改善は見込めません。
日常の業務は溜まる一方、気持ちは焦ります。
激しいストレスに悩まされ、一週間ほど経過しました。
ストレスは脳で感じます。この時、脳の中ではホルモンがバンバン分泌されます。このホルモンは強烈な血管収縮作用を持っていますので、焦れば焦る、ストレスを感じれば感じるほど循環不全は酷くなってしまいます。
ソコにまだ痛みは走る、けれど、少しはマシになった。
時間の経過で痛みも軽減されます。痛みの軽減で少しずつ動き始めれば循環も良くなっていくため楽になり始めます。
慢性化していく腰の痛み
いつぶり返すかえすか分からない痛みに「びくびく」とおびえながら過ごす毎日。
ところが、強烈な痛みの記憶は残っています。この記憶が筋肉の緊張やストレスを与え、ありもしない痛みを感じてしまいます。
半年過ぎた頃、『ギックリ腰』も落ち着き、さらに数年「昔、ギックリで大変だったよ」と笑いながら談笑していると…
年数が経ち、記憶も薄れた頃、ギックリ腰を起こした筋肉は硬くしこり様になってしまっています。筋肉のしこりは再び循環不全を起こし再びギックリ腰を起こす環境を整えていきます。そして…
何の前触れもなく、再び『腰がギクッ!!!』
こういって当院に駆け込んで来られる方は、非常に多いです。
筋肉のしこりをシッカリと改善させなければ、痛みは引いても、再発することになってしまいます!
そうならない様に、筋肉専門の施術で改善しましょう!
意外なギックリ