腕の症状:左腕のしびれ
デスクワーク中心の50代男性
【総合病院でも分からなかったしびれの原因】
1年くらい前から左側の腕がしびれるようになる。
会議などで同じ姿勢を長時間続くと、上腕(肘より上の腕のこと)の後ろから、肘から小指にかけてしびれ感が現れるようになる。初めのうちは、腕や肩を回す、背伸びをするなどして対応していた。
しかし、3ヶ月前からしびれ感が強くなり、範囲も手の指全体へと広がってきたため、総合病院で検査をする。
MRI検査の結果、頚椎(首の骨のこと)に異常なし。
病院で痛み止めを処方されるが、しびれ感は強くなっても、痛みは感じなかったため薬は服用せず。今度は、脳の検査をした方がよいかなと思案されている際、TMBCの話を聞き来院。
【原因は神経でなく○○だった!?】
初診の問診では、首や肩こりなどの自覚症状はなく、昔からこったなどの症状はないとのことでした。また、問診時の話し方や内容、お顔の表情など特に異常は見られませんでした。
ベッドにうつ伏せで寝ていただくと、背中から左の肩甲骨まわりに大きなむくみがありました。そこで背骨の両側にある筋肉を腰から首までと、肩甲骨の周りから腕全体の筋肉を丁寧に施術しました。
左側の肩甲骨の前面にある筋肉(前鋸筋、肩甲下筋のこと)を施術中、左側の肘の周りから手の指全体にかけて強いしびれ感が再現されました。
これは、関連痛という現状で、本当に悪い筋肉(痛みの核心部)を触ったときに現れる生体反応の1つになります。
【日常での不自由はまったくなくなりました】
この関連痛の出現したポイントを中心に60分の施術を4週ごとに行うことと、日常で行える肩と背中のストレッチ方法など指導しました。
2回目の60分施術後には日常で感じているしびれ感は全く感じなくなりました。
しかし、施術中に左側の肩甲骨の前面を触ると多少のしびれ感が現れるため、施術の間隔を6週から7週にあけて施術を継続中です。
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