なぜ、"こる"の?
【体がこるのは○○のせい!】
こった、重い、だるい、痛い、しびれる…
そんなとき、体をさわると『ガチガチ』に固まってる!
なんて経験ありませんか?
このとき、「ガチガチに固まっているのは筋肉」なんです。
固まった筋肉が、筋肉の中や周りを通っている血管を押しつぶしてしまい、血行を悪くしてしまいます。
血行が悪くなったところでは、血液によって運ばれてくる『酸素』や『栄養素』が不足してしまう、と同時に、血液やリンパによって回収される『老廃物』が溜まって腫れてきます。
この状態こそ、一般に言われる『むくみ』の正体です!
ですから、むくんだ体は…
◆体がガチガチにこった
◆肩が重い
◆足がだるい
◆腰が痛い
◆手がしびれる
などとなってしまうのです。
では、一体なぜ筋肉が固まってしまうのでしょうか?
【筋肉が固まるたった1つの原因】
筋肉が固まってしまうのは「体を使い過ぎちゃったから」です。
これはみなさんよく経験されていることでしょう。
◆座りっぱなし
◆立ちっぱなし
◆歩きっぱなし
◆作業しっぱなし
◆寝っぱなし
これです!
この「○○しっぱなし」こそ、体を使い過ぎちゃった典型的なケースなんです。
「え?座っていても、寝ていても?使い過ぎなの?」と思われましたね。
では、ちょっと想像してください。
座りっぱなしだった一日の終わりころ、あなたの姿勢はどうなっていますか?
◆首や肩が疲れている
◆猫背になっている
◆足がむくんでいる
◆腰がだるくなっている
◆立ち上がるとき腰や肩が固まっていると自覚する
いかがですか?
筋肉が固まって体がむくんでいますよね?
では次に、寝っぱなしだった翌朝を想像してみてください。
◆体がおもい
◆体が寝疲れている
◆顔がむくんでいる
◆腰や肩が固まっている
いかがですか?
やっぱり、体が固くなってむくんでいますよね?
「○○しっぱなし」と言うことは、「筋肉が固くなって、こりの原因となってしまう!」のです。
【体のこりを簡単に解消する方法!】
体がこるのは筋肉が固くなって体がむくむからです。
筋肉が固くなるのは「○○しっぱなし」だからです。
では、体のこりを解消するためには、「○○しっぱなし」にならなければいいだけです!
そうです!「○○しっぱなし」を途中でやめちゃえばいいのです。
今、やっていることを途中でもやめちゃう!
たったこれだけで体のこりに悩まされずにすむワケです。
【人間は昔から‟こり”と戦ってきた】
ところが「○○しっぱなし」にならないように「途中でもやめちゃう」と言うことはとっても難しいことです。
なぜなら…
◆デスクワークで一日中座りっぱなし
…仕事ですからやめられません
◆勉強で毎日座りっぱなし
…受験が控えているので無理です
◆旅行で一日中歩きっぱなし
…せっかく来たのに観光やめるんですか!?
◆出張で一日中乗り物に乗りっぱなし
…飛行機の途中下車はしないでください!
挙げればキリがないほどです。
最近では、『スマホのしっぱなし』なんかも「○○しっぱなし」に当てはまっていますね。
いつまでたっても体のこりから解放されないワケです。
「昔はよかったんだろうなぁ…」
と、思われる方もみえるのではないでしょうか?
ところが、昔から人間は「○○しっぱなし」の生活を繰り返していたんです。
それは、農業や漁業などの「作業のしっぱなし」です。
なぜなら、昔は今と違って作業効率のよい機械がありませんから、毎日毎日、朝日が昇ってから日が沈むまで、コツコツと田畑を耕したり、農耕具や投網を作ったりと「作業のしっぱなし」だったワケです。
今と比べると大変な作業の毎日だったと思います。
当然のように、多くの人々の体はこりまくり、体調を崩していたにちがいありません。
「大変だ!おっとうの腰が砕けただ!」
「えらいこっちゃ!おかんの肩が挙がらんくなっただ!」
「どうする!じっちゃまが足がしびれて動けん言うとる!」
こんなことが村のいたるところで毎日のように起こっていたに違いありません!
昔の人々は、このように体のこりにおびえる毎日を送っていたことでしょう。
【大昔に‟口コミ”で広がったこりの撃退法】
昔の人も、体のこりにおびえるばかりではありません。
なんとかしようと考えたのではないでしょうか。
《…大昔を想像中》
「おっとう、さっきから腰さ動かしたり叩いたりしとるけど、どうしただべ?」
「なんか今朝から腰がはってはってだるくて仕方がなかと」
「あぁ、それならわしもある。肩が重くてだるいときが寒くなると多くなるだべ」
「おかんもか!?そんならだるいところ叩くと楽にならないか?」
「うんうん。あったけぇ風呂さ入ったり叩いたり揉んだりすると楽になるときあるべ」
「ほんじゃ、今日は早いとこあがって、風呂さ入ってもみあっこするべ」
「んだんだ、そうしよう」
大昔は薬もなければ医療検査もありません。
自分たちが今何をしたら楽になるのか、体に聞きながら一つ一つ試していたに違いありません。
そして、効果のあったことは、親から子供へ語り継がれ、さらには、近所へと広まり、やがて隣村へと伝わり地域全体に広まったのでしょう。
こうやって、長い年月をかけて大陸からこの島国日本にも伝わってきました。
それが俗にいう『あん摩』です。
筋肉治療を専門に行っていると、ツボと言われるところが、筋肉の構造的に固くなりやすいところと重なっていたりします。
また、筋肉の治療では、患者様ひとりひとりの筋肉を触りながら筋肉の声を聞くように施術を行います。
◆どこが辛いの?
◆どういう風になってしまっているの?
◆こうすると良くなりそう?
こんな筋肉との会話のなかで、最適な刺激を選択して治療することは、大昔から口コミされ続けた技術と同じなのかもしれませんね。
「○○しっぱなし」を「途中でやめることができない」からこそ、今も体はこっているのです。
体がむくみ、もっとひどい状態になってしまう前に、固くなった筋肉を治療してはいかがでしょうか?
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