骨を支えている〇〇!?
筋肉の働き【支持】
骨と筋肉の働き
「体を支えているのは何でしょうか?」という質問に、あなたはどう答えますか?もしかして『骨!』と答えますか?では、驚きの真実をお伝えしましょう。骨は血液を作るところです。ついでに筋肉を動かすカルシウム貯蔵庫とも考えられています。では一体何が体を支えているのでしょうか?
その答えは『筋肉』です。
一般的に筋肉は体を動かすものと思われています。ところが、筋肉は緊張を続けることで関節を固定し、姿勢を維持させる働きもしています。揺れる電車で人が立っていられるのは、揺れに対し反射的に筋肉が緊張し、バランスをとっているからです。また、気絶をした人が『ばた~ん』と倒れてしまうのは、筋肉を緊張させる命令がなくなってしまうからです。
もし、骨が体を支えているのなら、気絶をした人はそのままの姿勢のはずですよね。
年を取るとふらつく理由
中枢神経からの命令で筋肉が緊張するため、体の姿勢が維持できるのです。地面の傾き、体の揺れ、風の強さ、いろいろな状況を察知し反射的に体の姿勢を維持しています。反射的なので全くの無意識に行われています。ところが、年を取ると反射が鈍くなっていきます。
目に見えて鈍くなるわけではありませんが、ほんのチョット鈍くなるだけで姿勢が思ったように維持できません。その結果、ふらつくのです。
歪みの真犯人
あなたがもし「姿勢の歪みが気になる」と言われるのなら、それは骨を固定し姿勢を保つ筋肉に問題があると言えます。たとえば、背骨周りの筋肉で左右の緊張が違ったら、筋肉の緊張の強い方へ体は傾きます。このように筋肉の緊張のバランスが変わることで、姿勢は常に変わるのです。これに対し、骨は形を変えていきます。「骨は一生、形を変えない硬いもの」と考えているとそれは間違えです。骨は繰り返される刺激に対し、最適な形になろうと変化します。たとえば、首長族は首に輪っかを付けることで首の骨を繰り返し刺激し、首の骨を長くさせているのです。
もし、筋肉の緊張のバランスが偏り続けたら、骨はその形に合わせ「椎間板ヘルニア」「ストレートネック」「側弯」「外反母趾」「О脚」「猫背」など様々な変形をすることになります。
『歪みの始まりは骨を支える筋肉から発生している』のです。