腰痛、肩こり、背中の痛みに共通する話
進化が痛みのはじまり
人の手が地面から離れたことで多大な負担を強いられることになった『ところ(部位)』が分かりますか?多大な負担がかかるようになったところ(部位)とは『背骨の両側にある筋肉』です!
「なぜ、背骨の両側にある筋肉なのか?』を説明いたしましょう。
筋肉がもっとも傷付く体の使い方
筋肉は伸びたり縮んだりすることで関節を動かしたり固定したりします。筋肉は縮んだ状態で力を入れると鉄に匹敵するくらいの強度になります。
ところが、筋肉が伸びた状態で力が入ると自らの筋力や外力に耐え切れず、筋肉が切れてしまうのです。あ、筋肉が切れてしまうと言っても必ず切れてしまうワケではありません。
自らの力加減や外力の強さによっては切れないこともありますが、細かい傷がついてしまったり、筋肉の細胞がひっかっかりして筋肉の性能を低下させる原因になってしまいます。
性能の低下が痛みのキッカケ
筋肉の性能が低下すると、筋肉は元の性能に戻るため、さらなる筋力上昇のため、炎症反応が現れます。炎症反応には
- 発赤(赤くなること)
- 腫脹(はれること)
- 発熱(熱があがること)
- 疼痛(痛むこと)
筋肉を伸ばした状態で力を入れると痛みのきっかけになってしまうことがお分かりいただけたでしょうか?
進化によって犠牲となった背骨の両側にある筋肉
人が四つん這いから立ち上がる、この動作の中間地点で一度動きを止めてみて下さい。おそらく上半身が斜め45度ほどの前傾姿勢になるかと思います。この姿勢は背骨の両側にある筋肉は伸びた状態です。それにも関わらず、体が倒れないように筋肉には力が入った状態です。この前傾姿勢を1分も続けると結構痛くなってくると思います。
たかが1分でも疲れるのです。もし何時間もよく似た姿勢を取っていたらどうなることでしょう?
きっと、筋肉は大変なことになっているでしょうね!
そのよく似た姿勢が『座位』なのです。
座位と言っても、背筋を伸ばし正面を向いて座っていれば問題ありません。
ところが下を向いて作業をしていたり、柔らかい座面によって骨盤が後弯していたりすると、背骨の両側にある筋肉は伸ばされた状態となってしまいます。
この状態で長時間過ごすと筋肉にダメージが蓄積し、その蓄積によって首の痛み、背中の痛み、腰の痛みなどが発生するのです。
筋肉の回復方法
炎症反応が強く発生してしまうと、首の痛みが寝違えに、腰の痛みがギックリ腰などになってしまい大変苦痛です。そうならないためにも、筋肉のダメージはしっかり回復させておきたいですね。
筋肉のダメージを回復させる最も簡単な方法は『寝ること』です。
ところが、最近の方は睡眠時間を削ってまで夜の時間を過ごされています。
他の方法で筋肉を回復させたいところですね。
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