免疫の活性化は筋肉にもイイ!?
免疫といえばガードマン
コロナ、インフルエンザなどウイルスから体を守るため「免疫力を活性化させるとよい」といった話はよく耳にします。実際、免疫は体内に侵入してきたばい菌やウイルスなどの異物を駆逐する働きを持っています。
そのために体を温めて免疫力を活性化させることは大変有効な病気予防といえます。
また、免疫はガン細胞の増殖を抑たり、怪我の修復をしたりとありとあらゆる場面で働いています。
大工さんとしての働き
最近、着目されている筋肉トレーニング(筋トレ)ですが、免疫は筋トレでもその能力を発揮しています。どういった場面で力を発揮しているか?といいますと、筋肉の修復の場面においてです。
細胞が傷付いた場合、その細胞は体のために働くことはできません。もう、傷付いた細胞は役に立たないわけです。
そういった細胞は本来の細胞ではなくなったため異物として免疫の駆除対象となります。免疫が綺麗に傷付いた細胞を除去すると、今度はその場所に新しい細胞が生まれてくるわけです。
ところが、綺麗に掃除ができない場合、そこには異物による空白が出来ることになります。出来上がった細胞の空白は結合織といわれる体の接着剤で穴埋めされてしまいます。
筋肉に免疫が良いワケ
筋トレでは筋肉に負荷をかけ筋肉を傷付けていきます。筋トレの後、筋肉の傷が修復したとき、筋肉の細胞が徐々に太くなっていきます。ということは、筋肉の傷を正常に修復して初めて筋力がアップするわけです。ところが、免疫の働きが十分でないと筋肉の傷は接着剤で埋められてしまいます。こうなると、筋肉の能力は低下することになります。また、時間の経過とともに痛みへと変わっていくこともあります。
免疫がしっかりと働いて、筋肉の細胞を修復してもらうことがとても重要といえますね。
免疫を活性化する2つの秘訣
しっかりと免疫に働いてもらうために2つのポイントをお伝えいたしましょう!- 体を温める。
- 筋肉を柔らかくする。
2つめの「筋肉を柔らかくする」については、軽い体操やストレッチまたはマッサージなどで対応できます。
マッサージについてはセルフマッサージでも第三者にやってもらっても大丈夫です。
もし、やり方が分からない…といったことがありましたら、いつでもお声かけくださいね!