寒い季節に行うとよい筋肉のお手入れ方法

寒いと動かない体

気温が下がり、体が冷えてくると筋肉がこわばり動きにくくなってきますね。
なぜでしょう?
気温が低くなると体の熱を外へ逃がさないために血管が収縮し血液から体温を奪われないようにします。
そうすると、筋肉に必要な酸素や栄養素が血液によって十分な運ばれてきません。酸素や栄養素が不足すれば筋肉は動きにくくなってしまいます。

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もう一つ筋肉が動きにくくなる理由があります。
それは、筋肉を動かすエネルギーを作るために必要な熱が不足しているということです。酸素や栄養素を使ってエネルギーを作り出すには一定の熱が必要となります。
気温が下がり体が冷えてしまうとエネルギーを作る熱量が不足し、エネルギー不足となってしまうのです。エネルギーが不足すれば当然のように筋肉は動きにくくなります。

動かなければ、ますますひどくなる

筋肉がこわばり動かない、そういう状態をほったらかしにしておくとどうなるでしょうか?
筋肉が動かなければ、筋肉周辺の血液循環は悪くなる一方です。

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そうなれば、血液から運ばれてくる酸素や栄養素や熱が運ばれてきません。血液量が減ることで筋肉はますますこわばってしまうことでしょう。
ますます筋肉こわばってしまい、悪循環から脱出できなくなったとき、体の不調に襲われるのです。

体が冷えることで起こる不調

体の冷えで感じやすいのが、肩こり。
次いで関節(節々)の痛み。
慢性的(古傷)な症状を持っている方は、悪化することもあります。
他にも痙攣(けいれん)も起こりやすくなります。代表的な痙攣は、こむら返り(ふくらはぎの痙攣)です。他にも、シャックリ、寝違い、ギックリ腰などもありますね。

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もし、心臓が痙攣をすると命に関わってくるので本当に怖いです。

冷えから身を守る方法

本当に怖い体の冷え。どうやって冷えから体を守ればよいのでしょうか。
答えは簡単です。
冷えを感じた時、あなたはきっと無意識に行っていると思います。
その行為は『さすること』。
摩擦によって発生した熱は体を少しでも温めてくれます。
また、寒い時に感じる『ぶるっ』という震えや『ガクガク』と動く筋肉も熱を作るための防衛反応です。
ですが、このような防衛反応だけでは足りません。
こういった場合は、入浴などで少しずつ体を温めたほうがよいでしょう。

もし、これ以外で何とか対策をしたいのであれば、柔軟性のある筋肉を身に付けることです。
普段から筋肉を動かして正しい筋肉のお手入れをすれば柔軟性のある筋肉を身に付けることができますよ!
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